仮想通貨ブームも終わり雨後のタケノコのように出現したHYIP (ハイプ) のような怪しい投資案件や詐欺もめっきり見なくなりました。
それでも人々のお金に対する執着心が消えることはないので、それを逆手に取った新たなる儲け話が表れるのも自然なことです。
TLC×IBH銀行 EAスマートトレーディングは【自称】元金保証型FXでMT4でトレード状況を確認できるそうです。
まずこれだけ大規模な組織で人様から集めた大切なお金を運用するツールがMT4 (笑) だということに疑問を持たねばなりません。
決してMT4が悪いわけではありませんが、赤の他人のMT4トレードに1,500ドル以上の投資を任せられますか?という話です。
損失が出た際にも取引口座とは別に保険口座から補填するので損失無しのトレードシステムだということです。
そもそもトレードだけで月利10~20%というHYIP並の利益をあげ続けることが可能ならわざわざ庶民からお金を巻き上げなくても良いでしょう。
仮に利益を出せたとしてもそこからIB報酬も支払わなければならず、損失もカバーするとなると運営は困難を極めます。
まるで手数料目当てかと思うほど手数料をしっかりと徴収する姿勢にはしたたかさを感じます。
IBH銀行×TLCで月利10~20%の利益的な感じで拡散しているのは典型的な詐欺案件です(>_<)良い子は近づかないように https://t.co/G2pgykiPNK
— 羊飼いFX🌈🍭🎁 (@hitsuzikai) November 23, 2019
まあ羊飼いFXさんやらまともなトレーダー達はもちろん警鐘を鳴らしますよね・・・。
カエル式3すくみのように確実に入ってくるスワップポイントを収入源とするならまだわかりますが、トレードは勝つこともあれば負けることもあるので利益が安定しません。

また1口=1,500ドルのうち500ドルは2年間ロックされるので、一度振り込んでしまうと首根っこを掴まれ引くに引けなくなります。
入出金するだけでも手数料として7% (入金3%/出金4%) ほど差し引かれるので、入金する段階からよく考えて行動しなければなりません。
銀行の名前があるから何となく安心感を持ちやすいですが、やってることはギャンブルなのでそれをわかった上でお金を投じるなら自己責任です。
情報収集と危険察知能力に長けているなら例えHYIPであっても初期に始めて逃げ切れますが、素人がよくわからず始めてしまうと確実に損する仕組みです。
どんな投資であっても最後は誰かがババを引かされて終わるので、もし興味のある方はババを引かないように注意しましょう。
正直Webサイト運営者からすればIB報酬があるので紹介者側に回って稼ぐこともできますが、利益の計算ができないのと資金ロックがあるのでとても紹介できる案件ではありません。
やはり危ないと感じたらいつでも自己判断で手仕舞いできる環境が望ましいので、それはFXSuitにも同様のことが言えます。